日本でも年々ハロウィンが認知され始め、知らない人はほとんど居なくなってきましたね。
ハロウィンは実はアイルランドが発祥の地です。
アイルランドでハロウィンを経験した私が現地の様子をご紹介します♪
ハロウィンの起源
ハロウィンっていつの間にか日本に浸透しているけど、結局なんなの?
謎に包まれたハロウィン(笑)
私もアイルランドに住んで初めてアイルランド発祥だと知りました。
まずは、ハロウィンが何なのか知っていきましょう♪
昔々…
アイルランド発祥とはいえども、起源はずーーーーーーっと昔。
アイルランドがアイルランドという国名になる前、アイルランド人のルーツである「ケルト人」が文明を作った「古代ケルト時代」まで遡ります。
古代ケルトでは新年は冬の始まりを示す「11月1日」で、前夜祭(収穫祭)を「10月31日」にしていました。
この時期にはこの世とあの世の門が開き、自由に行き来できるようになると信じられていていました。
死者の魂が家に来た時に、お腹をすかして機嫌を損ねないように、食べ物や飲み物を置いて、子どもたちは死者の魂に気づかれないように、同じような格好(魔女、お化け、ゾンビなど)をしていました。
それに伴い、家の前にはカボチャを顔の形にした「Jack-o-lantern(ジャックオーランタン)」を飾ったり、仮装をした子どもたちが家々を「Trick or Treat?(お菓子くれないといたずらするよ)」と言って周りました。
※かなりざっくりお話ししてます。詳しくは世界のWikipediaをご参照ください…(笑)
キリスト教?
これ大切。違います!!!
クリスマス=キリスト教のイベント
と広く知られているため、「カタカナで海外から入ってきた文化=キリスト教」と勘違いしてしまっている人多いです。
違いますし、むしろ、一部のキリスト教教会からは異教徒の祭りとして、否定されているので安易に知ったかぶりをしないようにしましょう。
どうやって世界に認知されたの?
ケルトの文化を多く残した「アイルランド」から多くの人たちが「アメリカ」へ移民しました。
アメリカが経済的・文化的に成長し世界にアメリカ人が広がったと共に、ハロウィンも世界中に認知され始めました。
現代のハロウィン
古い文化で、宗教色もほとんどなくなっているハロウィン
どうやって楽しむべき?
起源を知る
いくら昔の他国の文化だからといって、適当に楽しむのは無礼です。
前項を読んで、どんな文化のイベントなのか知った上で楽しみましょう♪
仮装をしよう!
ハロウィンの醍醐味といえば…「仮装」です♪
元々は、死者の魂に気がつかれないように「お化けなどの怖い格好」をすることが基本でしたが、もはや仮装イベントと言っても過言ではないハロウィン…笑
この日しかできない格好をして楽しみましょう♪
デコレーションをしよう!
おなかをすかした死者の魂たちが、機嫌を損ねていたずらしないように、家の中にお菓子や飲み物を置いておいたのがオリジナル。
ハロウィンにちなんだデコレーションをしてみませんか?
おすすめはジャックオーランタンです♪
アイルランドではこの時期になるとスーパーにいろんな種類のカボチャが売られています。
私の作ったジャックオーランタン可愛いでしょ?
各家々もこんなデコレーションで雰囲気出まくりです♡
アイルランドでのハロウィン
さて、本題です。アイルランドの10月31日…ハロウィンの日です。
町中ハロウィンのデコレーションに包まれ、子どもたちは仮装をして「トリックオアトリート!」
そこまでは大体想像つきますよね。
(本当に町中でやっているので、規模は驚きますが…)
(もはや「大人の仮装大会」になっている日本のハロウィンの方が、世界的には異様な光景ですが…(笑))
ここでは、私が驚いたアイルランドならではの光景をご紹介しますね♪
祝日!各地でイベントが行われます
学校も会社もお休みになるハロウィン。
アイルランドのハロウィンに対する気合は群を抜いています。
毎年いろんなイベントが行われるので、もしアイルランドに来る機会があればぜひ、チェックしてみましょう☆
焚き火
街の至る所の空き地に、大きな焚き火が見られます。
ケルトの時代の新年の訪れを祝うとともに、悪い妖精が来ないように火を灯すことから、今もたくさんの地域で焚き火が行われています。
日本の大晦日みたいですね。
その火を持ち帰って、お家の暖炉に灯すといい運がやってくるとか♪
花火!!!!!
これは一番驚いたことです。
日が暮れたと同時に打ち上げ花火が各地からあがります。
イベントとしても打ち上げられるのですが、それとは関係なしに、本当に町中、各地から大きな打ち上げ花火があげられるのです。
「アイルランドのハロウィン=花火の輝きと騒音」と定義してもいいくらい。
とっても綺麗なのですが、もっと驚くのは、アイルランドでは個人で打ち上げ花火の「使用」も「所持」も違法ということです。
どこから入手しているかというと、わざわざ購入可能な「北アイルランド」まで行って、購入しているとのこと。
違法にも関わらず、本当にそこらじゅうで打ち上げられているので、何事なのかと驚きます。
容認されているわけではなく、警察も動いているので打ち上げの音と、パトカーの音と…大騒ぎです。
アイルランドでハロウィンを楽しむ際は、「わー綺麗♪」と見上げるのではなく、身の安全や犯罪に巻き込まれないようにも注意しましょう。
違法!
ハロウィンを楽しもう〜!!!
アイルランドのハロウィンを知って、よりハロウィンを身近に感じることができたでしょうか?
ぜひ世界中で楽しまれているハロウィンを、ご家庭で楽しんでみてください♪
アイルランドでは、ハロウィンの他に「セントパトリックスデー」も有名なお祭りとして挙げられます☆
秋はハロウィン、春はセントパトリックスデー!