アイルランドは英語が公用語の国として(実際はアイルランド語が第一公用語ですが、アイルランド語を話す人はほとんどいません)近年、ワーホリ・留学先として人気の国になってきました。
ワーホリビザと長期の学生ビザ(25週間以上の就学)であれば、就労が可能なのも特徴のひとつです。
では、実際にどのようにして仕事を探すのでしょうか?
まだまだ情報の少ないアイルランドですが、実際にアイルランドで働いた経験のある私が、仕事探しの方法をご紹介します!
ワーホリビザ・学生ビザの就労条件
まず、アイルランドで働くためには、働くことが許可されたビザを持っている必要があります。
大前提として、パスポートのみで入国ができる「観光ビザ」では働くことが許可されていないので注意しましょう。
それでは、長期滞在のためのビザとして有名な、ワーホリビザと学生ビザのそれぞれの就労条件をご紹介します♪
ワーキングホリデービザ
アイルランドにおけるワーキングホリデービザとは 18歳以上30歳未満に申請権利のある、1年間の滞在が許可されるビザです。 年間400名のワーキングホリデービザでの渡航が可能です。
ホリデー(休暇)を目的としたビザですが、その滞在を支えるために、就労することも許可されています。
就労許可期間 | 1年間 |
就労可能時間 | 40時間/週まで(フルタイム就労も可能!) |
就労可能場所 | どこでも |
最低賃金 | €10.20/1時間 |
そうです。1年間でしたら、どんなところでも働くことが許可されているのがアイルランドです☆
ぜひ、語学力UP・キャリアUPのためにもチャレンジしてみてください♪
学生ビザ(25週間以上の就学)
アイルランドの学生ビザとは アイルランドでは短期と長期の学生ビザの違いがあり、それぞれ許可されていることが異なります。 短期とは:12週間までの就学で、基本的には「観光ビザ(ビザなし)」での渡航になり、就労は許可されていません。 長期とは:基本的には25週間以上の就学のことを指します。(12週間から25週間の間についてはまたお話しますね)25週間以上の就学になると、就労が許可されます☆
就労許可期間 | 最長40週間(語学学校の場合) 在学期間(現地校就学の場合) |
就労可能時間 | 20時間/週(就学中) ※ホリデーを取得した場合、その期間は40時間/週 |
就労可能場所 | どこでも |
最低賃金 | €10.20/1時間 |
お隣の国、イギリスや、留学先として人気なカナダでは語学学校への留学では就労が許可されていないので、ここは大きな違いですね。
働くことによって、インプットした学習内容を実際にアウトプットすることができるので、留学先としておすすめしたい国ナンバーワンのアイルランドです。
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でも、就労が許可されているのと、実際に就労できるかは大きな違いがあります!日本人がほかの英語国に比べると少ないアイルランド…。やっぱり仕事探しは比較的難しいです。
そこで!実際にアイルランドで就労経験のある私が、仕事探しの方法をご紹介します☆
仕事探しはオンラインがベスト!
さて、アイルランドでは、どのように仕事探しをするのがベストなんでしょうか?
探し方は大きく分けて3つになりますが、それぞれの特徴をご確認ください。
メリット | デメリット | おすすめ度 | |
張り紙で確認 | ・すぐに面接、就職につながりやすい。 ・自宅から通いやすい距離で探しやすい。 ・比較的働い口の多い、飲食店で就職が決まりやすい。 | ・条件をその都度確認する必要がある。 ・違法でやっているところもある。(税金納めていないなど) ・給料が安いことが多い | △ とりあえず働きたいのであればおすすめですが、システムが整っていなかったりするので、気を付ける必要があります。 |
オンラインで確認 | ・自分の希望する就職先を見つけやすい。 ・事前に多くの情報を知ることができる。 ・自分のレベルに合った仕事を見つけることができる。 | ・現地の人も使うようなサイトだと、レベルが高すぎる可能性がある。 ・情報がほとんど英語でどこを見たらいいのかわからない。 | ◎ 英語のサイトを見極める必要があるので、レベルは上がりますが、チャレンジすることに意味があると思います! |
紹介 | ・知っている人つながりで面接から内定につながりやすい。 ・事前に多くの情報を知ることができる。 | ・自分が希望する仕事ではない可能性がある。 ・そもそも、そんなに紹介してくれる人がいない。 | 〇 紹介で仕事を見つける人は現地の人では多いです。 これで見つかったらかなりスムーズですが、なかなか紹介口を見つけるのが難しそう… |
すべてトライしてみましたが、私のおすすめは断然オンラインウェブサイトからの就活です。デジタル化がかなり進んでいるヨーロッパなので、現地の人にとっても無難な就活方法と言えます。
ただ、情報が膨大なのと、現地の人も使っているようなサイトばかりなので、レベルは少し高めになるかもしれません。(もちろん、日本食料理屋さんなど、日本人が比較的働きやすいところなどもありますが…)
とりあえず、どこでもいいから働いてみたい!という方は、張り紙をみて応募するのもありですよ☆
おすすめオンラインウェブサイト3選
私が一通り見てみたウェブサイトでおすすめのものを語学力レベル順でご紹介します♪
コツは、「気になる!」を思ったものすべてに応募してみること☆チャンスを増やしていきましょう☆
おすすめのサイトレベル1「MixB」日本語サイト
概要
このサイトは、アイルランドに住んでいる日本人のためのサイトで、求人情報のみではなく、賃貸物件情報やサークルの情報など幅広くアイルランドについてを知ることができる情報共有サイトになっています。
特徴
日本語での求人が90パーセントです。そのため、日本食レストランや、日本人を募集しているベビーシッターの求人が多いです。
日本語でやり取りができるのと、相手も日本人を探していることがほとんどなので、比較的就職につながりやすいです。
ただ、やはり、ほかの現地サイトと比較すると求人数がかなり少ないので、選べる職種は必然的に少なくなります。
おすすめのサイトレベル2「indeed」
概要
日本でも有名求人サイトの「indeed」のアイルランド版です。なんといっても求人量がダントツ!(30,912件・2021年3月現在)
探し方は日本のものと一緒で、「キーワード」を入れて検索します。
特徴
短期間のアルバイト感覚で働きたい人はここから見つけることがおすすめです☆
ただ、求人量は多いのですが、すべて英語なのと、飲食業から専門職まで幅広く掲載されているので、自分に合ったものに出会うのに時間がかかる可能性があります。
あと、ランダムに掲載されている可能性があり、担当者から連絡が来るのが早かったり遅かったり…。
私はこのサイトから数件応募しましたが、5件中1件は連絡が無かったりしたので、このサイトで応募するのであれば、自分の希望に近いものにひたすら応募することをおすすめします。
おすすめのサイトレベル3「jobs.ie」
私が実際に仕事を決めたのはこちらのサイトからでした!キーワードの絞り込みがスムーズにできた気がします。
概要
アイルランド国内に特化した求人サイトです。
「indeed」と同じように、キーワードからの検索が可能です。
特徴
「indeed」と比較すると、求人の量は少ないですが、返信が来ないなどが少なく、しっかりとした仕事が多いように感じます。
私はここで、「職種」を絞ってひたすら応募しました。見事に自分にあった仕事に出会えた素敵なサイトです。
ただ、資格を持っているかどうかが大切だったり、そもそもアイルランド在住者向けだったりするので、短期間の仕事は見つけづらいです。
アルバイト感覚で仕事を探したい人は別のウェブサイトをおすすめします。
そのほかの仕事探し方法「張り紙チェック」
ウェブサイトでの就活が圧倒的におすすめですが、「張り紙」を見ての就活の方法も紹介させていただきます☆
私も1か所のみ張り紙をみて応募してみました♪(結果はその時点で募集を締め切っていたので面接までにたどりつきませんでした…)
街を歩いているとこんなポスターがお店に貼ってあることがあります。
どのように応募したらいいのかもあわせて記載してあるので、写真を撮っておいて、お家に帰ってからゆっくり応募することをお勧めします。
※CVとは履歴書のことです(履歴書の書き方は次回ご紹介します♪)
まとめ
アイルランドで仕事を見つけるのはほかの有名留学先と比べると、英語力がより必要になってきます。
ただ、就職する先がないわけではないので、根気強く仕事を探して応募してみましょう!
給料を稼ぐのはもちろんですが、英語をアウトプットする先としてベストな環境が「仕事をすること」です。日本にまだいる人は、少しでも英語力を伸ばし、アイルランドにいる人は積極的に履歴書を送りましょう!
さて、仕事が決まったらゴールではありません。就職先が決まったら次はPPSナンバーの取得を忘れずにしましょう!