こんにちは。トントントゥです。

日本とアイルランドで保育士として働いた経験があるのですが、毎日雨続きのアイルランドですごしていると、毎回思い出すエピソードがあります。

私が日本で保育士として働いていた時に展開した「食農育」が、どのように子どもに影響したのかご紹介します♪

畑から学べることは山盛りです!ぜひ、園や親子で一緒に取り組んでみてください☆


子どもたちと一緒に畑をする

私がせんせーとして3年目を迎えた時、食農育というテーマで、クラスの目の前に広がる畑とともに保育を展開していきました。

保育と義務教育の違い

教科書があったり、学ぶゴールが明確な学校教育と、成長に合わせて学ぶ対象がかわる保育とでは、根本的に学び方が異なります。

小学校教育保育
教科がある学ぶ領域がある
教科書をもとに勉強する遊びから学ぶ
集団で学ぶ個々の成長に合わせて学ぶ
教室で学ぶ学ぶ場
保育と義務教育の違い

子どもたちの行動をみて、必要な環境を提供していく作業が保育になります。

食農育とは

私が初めて保育士として働いたのは、広大な自然のひろがる場所でした。

すぐそばにフルーツ畑があったり、近所の人が畑でとれた野菜を持ってきてくれたり…

就職を機にその大自然に飛び込んだ私にとって、刺激的な毎日でした。

おとなの私がこんなに刺激を得るのであれば、子どもたちにもきっといい刺激になるはず!と思っていたさなか、「食農育」という言葉にたどり着きました。

JAが定義している教育法なのですが、食+農業を通じた教育のことを指します。

畑から学ぶことのできること

食育は現在、食育基本法が制定されるほど、教育の現場にかなり価値のあるものとして注目されてきつつあります。

さて、農業の部分はどうでしょうか?

私のクラスでは、クラスから見える、園庭の一角で土づくりをするところからスタートしました。(もちろん私も農業初心者です)

1年の最後には、みんなでピザ窯を作って、野菜ピザを焼いて食べたのは、今でもかけがえのない思い出です。

学べたこと

  • 畑に集まってくる虫(テントウムシやアブラムシ…幼虫がちょうちょになるところまで見守ることができました)
  • 収穫できた野菜の数数え!足し算もできるようになりました◎
  • 水の量(水浸しになると、腐ってしまいました…)
  • たくさん収穫できた野菜、枯れてしまった野菜(野菜も生きているんだね)
  • 野菜を持ってお店屋さん!(ちょっとした経済を学んだね♪)

などなど…

畑のお話は書き始めたら止まらなくなってきたので、またまとめますね。


子どもが教えてくれた「いい天気」

畑のある保育生活は、毎日が刺激的でした。

畑という環境を置いて、畑に、子どもたちの成長を託したわけではありません。

保育者として、子どもたちの様子を見ながら、環境や声掛けを変えたりして、保育を展開していました。

そんなある日の出来事をご紹介します。

畑に水は欠かせない!

暑い夏は水やりを忘れると、すぐに葉っぱがしょぼしょぼになってしまっていたので、口癖のように、「朝は水やり忘れないでねー」と、みんなが言いあっていました。

Aちゃんは特に張り切っていて、朝一番に登園しては、畑の様子を見に…

枯れてしまった野菜を見た経験もあったので、より精が出ているようでした。

毎日お迎えの時には、「ママ―!今日は〇〇が収穫できたよ!」などと、嬉しそうにお母さんに報告☆

お母さんも嬉しそうに聞いている様子は、とても微笑ましかったです。

2週連続、週末は雨予報

7月になって、日照り続きで毎日水やりにいそしんでいたのですが、2週連続、週末だけは雨でした。

ある日、Aちゃんのお母さんが、「先生、聞いてくださいよ~」と。

「週末、元気いっぱいの子どもたちのパワーを発散させてあげたいから、公園に出かけようとしたら、出先であいにくの雨になってしまい、子どもたちの文句がはじまるなーと危惧していたんです。

「天気悪くなっちゃったねー。お家で遊ぼうか。」と恐る恐る伝えると、

雨を悪いなんて言わないで!雨のおかげで畑のお野菜はすごく幸せなんだよ!それで、Aちゃんもうれしいの!だから、雨のこと、悪いなんてかわいそうなこと言わないで!」

って、怒られちゃったんです。素敵な心だな、その心忘れちゃいけないなってつくづく思いました。」

天気が悪いとは

雨が降ると、「今日の天気は悪いねー」なんて会話、すぐに出てきますよね。

でも、天気にいい・悪いってあるんでしょうか?

Aちゃんが畑から学んだことは、お日様の光も、たくさんの雨も、どちらも畑で育つ野菜にとって大切なものでした。

そして、そこで育った野菜は、Aちゃんの大好きな料理になっていたので、Aちゃんにとっても晴れ・雨どちらも大切なものだったのですね。

Aちゃんのお母さんから聞いたお話は、私にとっても刺激的な出来事でした。

いつから雨は悪い天気になってしまったんでしょうかね。

食農育をして、「いい保育しているなー」を自画自賛した場面でした(笑)


まとめ

雨続きなアイルランド生活を振り返って、思い出した一コマでした。

今日もアイルランドはどんよりした天気です。

子どもたちはこの天気のことはなんて表現するんだろうか…と思ったり。

雨=悪い天気と言い続けて、勝手に暗い気持ちになっているのはなんだか損な気がします。

Aちゃんに見習って、決めつけることを辞めて、純粋な気持ちで、物事を見ていきたいなと感じました。

食農育ぜひ、取り組んでみてください☆

トントントゥ

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